安全対策マニュアル 交差点 交差点や左折できる道や駐車場などの出入口があるときの注意点 ・横から車の来る恐れのある所では減速し、左右・前方(特に反対車線)・後方確認を怠らない。 ・左折車や特に反対車線の車の右折に注意する。 ※止まっている車(特に大型車)の横など,こちらが車から陰になっているような所から出るときには,徐行もしくは止まるなりして安全を確認した上で進む。(対向車の右折が突然来ることがあるため) ・右折の際は必ず二段階横断 ・ 交差点の前で話などをしていて信号が青のなったことに気づかず青になってから時間がたってから横断するときは急に飛び出すと右左折車に巻き込まれる危険があるので必ず左右確認 ・信号無視して突っ込んでくるor信号が変わりそう(というか赤に変わった瞬間)な時に速度を上げて突っ込んでくる運転マナーの悪い運転手が後を絶ちません。それを想定し信号が変わる前に信号の変わるタイミングを見計らって発進した場合,車に激突する危険性が極めて高い。発進時の左右確認を怠らないようにしよう。 単独走行 自分のペースで走れるので安全な面もあるがついスピードを出しすぎてしまったり疲労に気が付かないことがあるので注意すること。 また,車が自転車の存在に気づいていないときには出来るだけ車に対して手信号を出し,こちらの動きを認識させる。 集団走行 先頭 1、手信号 ・右左折 ・障害物よけ ・とまれの合図 どれも行動の3秒前にはやること。 ただし障害物よけは最後尾のことを考え早めに出すこと。 2、スピード スピードは場合にもよるが平地20km/hくらいを維持するようにし,車間距離は常に自転車1,2台分程度で保つ。(車道を十キロ台前半の低速で走るのは逆に危険なので,安全のためこれくらいのスピードを維持すべき。)また急ブレーキなどをしないように回りに十分に注意しながら走行。 最後尾 1、後続車両、大型車両の警告 これについては路側帯が狭く危険な道の場合には両方,そうでない道で大型車両を警戒すること。また10秒に2台以上の車が通行するような場合,つねに車が横を通るので警告する必要は少ない。場合によっては大型車を警告する。 2、車止め 路肩駐車などの障害物をよける際に後方からの車を止めるためほかの人間よりも早く横にずれ,手信号などを使って車を止める。これらは初心者には危険なため,できる限り上級生が受け持つべきである。 中段 1、先頭がやむを得ず急停止したときなどに備え、常に前の人の動きに注意する。 2、手信号をまわす。 3、自分が真ん中にいるからといって安心したりせずに後方確認や個々で安全を確保することが大切である。 悪天候 雨 ・帽子やバイザーで目に入るのを防ぐ。 ・極端に強いときは無理をせずに雨宿りをする。 ・タイヤのグリップとブレーキの制動力がともに落ちブレーキが効きにくくなるのでそれを予想し早め早めにブレーキなどの行動をとる。 ・またマンホールや排水溝の鉄格子の上は滑りやすいので、これらの上を通過する際にはブレーキをかけないようにしたほうがよい。 雷 ・雷のときはすぐに建物の中に入るなどして避難する。 ・避難できるところがない場合は自転車から離れ体勢を低くし通り過ぎるのを待つ。 霧など視界の悪いとき 日中でも必ずライト(前後)を点灯させる。自動車からは自分は見えていないものだと思ったほうがいい。 全般に言えることは悪天候時はスピードを出しすぎずに安全第一を考える。 また悪天候は体力も奪っていくので、無理は禁物。 夜 まず、夜間は原則的に走行しない。また走らなければならないようなプランは立てないようにする。 ライト(前後)を点灯させ,目立つ格好をする。 ライトで照らされていたとしても車からは自分は見えていないと考え,自分から積極的に回避行動を取る。 居眠り運転や酒酔い運転なども多いことを考える。 夜間だからといってあせらずに,日中より一層周りへの注意を配る。 スピードを出しすぎずに安全第一を考える。 服装 ヘルメット ヨーロッパでは常識となっているヘルメットですが日本ではあまり普及していません。 しかし、ヨーロッパよりもむしろ日本のほうが道が狭く危険なのです。また自転車の運転技術が卓越したプロの自転車選手は必ずかぶっています。それなのに初心者がかぶらないということはどれだけ危険なことか想像できると思います。また私の知り合いにもヘルメットをかぶっているおかげで一命をとりとめた人間が何人かいます。ランの時には必ずかぶるようにしましょう。 服装 まず目立つ格好をする。夜間には黒系の服は車からほとんど確認できない。反射板の付いたバックなども効果的。 帽子 頭を守ってくれるだけでなく日差しが強い時などは体力の減少も防いでくれます。 アイウェアー 日差しや粉塵、虫などから目を守ってくれます。ぜひ付けましょう。 手袋 運転をしやすくするだけでなく落車の際にも手を守ってくれます。 自転車整備について 全体的にまめに汚れを拭きとる。→劣化を防ぎ,自転車自身の寿命を延ばすことに。 チェーン,ワイヤーをきれいに掃除し556などの潤滑油でさびを防ぐとともに動きをよくする。 走行前には必ずブレーキの効きをチェックし,効きが悪いときには調整をする。 交換について ブレーキはシュー(ゴム)の溝が埋まるころ交換(ランドナー),チェーンは約3000kmで交換する。(あまり長く乗るとギアも減り,すべてを交換しないといけなくなる) ブレーキワイヤー、シフトワイヤーはさびたり動きが悪くなったら交換。少なくとも1年に1度は交換。 またハブの玉押しも定期的に交換しグリスアップしたい。またボトムブラケットもがたつきが出てきたら交換する。 分からない部分はメカ係などに聞くこと。 幹線道路について その1、 車道を走るときはある程度のスピード(25km/h以上)を出す事! ・ 20km/h以下の走行速度なら歩道を通りましょう。 ・ 初心者は慣れるまでは車道をガンガン飛ばすようなことはせずに、歩道もしくは車道を20km/h以下のスピードで走行しましょう。 その2、 左折できる道がある時には特に車に注意する事! ・ある日,大学に行く途中の大宮バイパスで車道を30km/hぐらいで車の真横を走行していると,左に曲がれる道があったのですが,どう考えても車の入るような道ではなかったので車が左折するとは思わず,そのまま直進していくとウインカーを出さずに車が左折してきて,危うく巻き込まれて死ぬところでした。やはり車の運転手からしてみれば自転車が車道を走っているとは思わないのでしょう(だからといってウインカーを出さずに紛ってくるのはどうかと思いますが…)。充分注意しましょう。 ・こんなこともあります。渋滞している幹線道路を自転車走行中に左折できる道があり、なぜかその道の前だけ車がいないなんて光景を見たことはないでしょうか。これは対向車が右折してくるかもしれないので,道を開けているからなのです。その場面で自転車で直進して行くと対向車が右折してくるのに気がつくことが出来ず,追突する危険性があります(というか事故ったそうです。 サイクリング部T・Oさん談)。 その3 大型ダンプ等にクラクションを、鳴らされたからといってビビらない事! ・ ビビったあまりハンドル操作を誤り,ガードレールに突っ込みそうになることもあるからです(以前なりました)。 ・ 大型車の運転手の身になって考えてみると,ダンプなどは運転席の位置が高いため,自転車が車道を走行しているのを確認するのが難しいので、警告のために鳴らしているのだと思います。 ・ ただ単に邪魔だから鳴らしている運転手もいることは事実です。 その4、 集団走行はなるべくしない事(手信号について)! ・ 信号などでちぎれる可能性も多いし,集団走行時にすり抜けをすると急に前方を走っていた自転車が止まったときに反応が遅くなってしまします。 ・ ある程度の速度を出して,素早く停止行動に反応しなければならないため手信号を出している余裕がないのです。 ・ 手信号を出すとそれだけハンドル制御がおろそかになってしまい,事故への危険性も増します。 ・ ですが,車が自転車の存在に気づいていない時などには,出来るだけ車に対して手信号を出し,こちらの動きを認識してもらいましょう。 ・ それでもしなければならない時には車間距離(自転車2台分以上)を充分とって走行する事。 その5、 路駐車には特に注意する事(急にドアが開きます)! ・ 運転手が乗っている時にはいつでも発車すると思って走行して下さい。 ・ 走行中に運転手が乗っていることを確認するのは難しいと思うので、停車している車の横を通る時には必ずドアが完全に開いた状態でもよけることが可能な幅を取りましょう。 その6、 タクシーや歩道側にわざと寄せてくるダンプカーなどに"ムカッ"ときても問題を起こさないようにする事! ・ 事故った場合、特にタクシーは例えタクシー側が悪かったとしてもやたらなんくせををつけてきて、高額の賠償金を請求してくるケースが多いようです(友人談)。 ・ あいつらは事故中心的な奴らなんだからほっとこうと割り切り、事故りそうだなと思ったらすぐに逃げましょう。 その7、 死なない事! ・ 安全運転を心掛け、万が一転倒した時には頭だけは必ず守る事! ・ 転倒する時はなるべく車道側ではなく歩道側に倒れようとすること。そのほうが車道側に倒れて引かれて死ぬよりも生存率は高いはずです。 その8、 すりぬけについて 基本的にはどんな時でもすり抜けはしないほうがいいです。先程も述べましたが、運転手の思考では車道に自転車が走っていることなんて考えてもいません。渋滞で車が止まっていて車の左側を通ろうとしたが、車が左に寄りすぎていて左側が走れない時には決して車の右側を通ろうとはせず、車が進むのを待って、車の左側を走るようにしましょう。右側に出ようとしたとたんに車が突っ込んでくる可能性は極めて高いです。 大都市での走り方及び注意点 1、 道路を走行中の注意点 ・ 車の交通量が多いので、後方確認を怠らない。その時は特に、横にはみ出て轢かれないように注意する。また、エンジン音などで車の接近を確認するのも有効である。 ・ 道幅が不規則なことが多いので、狭いところでは後続車や大型車、タクシーなどに注意する。 ・ 地面が工事の跡や下水の穴などでデコボコな所も多い。また、路側帯が無いこともざらなので、相当な注意を払う必要がある。 ・ 無理をせず、車道を走るのが危険だと思った場合には歩道に入る。<ただし、歩道への車線変更やその逆の車道への車線変更はかなりの危険が伴うのでしっかりと後方確認をする。 2、 交差点や左折できる道や駐車場などの出入口があるときの注意点 ・ 街中はこういった出入り口が多いので横から車の来る恐れのある所では減速し、左右・前方(特に反対車線)・後方確認を怠らない。 ・ 左折車や反対車線の車の右折に注意する。 ・ 止まっている車の横など、こちらが車から陰になっているような所から出るときには、いったんスピードを落とすなり止まるなりして、安全を確認した上で進む。 3、 路駐車や、止まっている車への注意点←幹線道路編でも書いたが。 ・ 無理な追い越しはしない。追い越すときには、必ず後方確認をする。後続車が来ていて危険だと思われる場合には、歩道に入るか、いったん止まって、安全が確認できてから路駐車を追い越す。 ・ 突然ドアが開くことがある。 ・ 車に乗ろうとして、突然その車の前から人が出てくることがある。 ・ 止まっていた車がいきなり発進することがある。 ・ 以上より、路駐車を追い越すときは、できるだけその車から距離を取って抜かす。 4、 バス・タクシーへの注意点 ・ 止まるために脇に寄せてきたり、目の前で突然止まることがあるので、タクシーやバスの横やすぐ後ろはなるべく走らないようにする。 ・ 止まっているバスやタクシーの横を追い越そうとすると、突然発進しだすことがあるので、ある程度の距離を取り、その動きには常に細心の注意を払う。また、追い越すときには必ず後方確認を。 5、 歩道を走る場合の注意点 ・ 当然スピードは落とす(目安は~15km/hくらい)。 ・ 集団で走る場合、一列になって走るよりはそれぞればらばらになり、車間をある程度とり、ゆっくりと走りながら人を避けていった方が良い。その場合、個々で危険を避ける行動を取る必要がある。 ・ 人が多い場合、手信号を出すほうが危険なこともある(ゆっくり走っているので、バランスを崩したり手が人にあたるなど) 6、 その他の注意点 ・ 駅前などの、特に混雑するところへは、なるべく自転車では行かない。行く場合は、車道を走るか、歩道を自転車を押して歩く。 ・ 車と接触する可能性が高いところなので、なるべくヘルメット(できればグローブも)を着用する。 ・ なるべく大都会へは自転車では行かない方が良い。特に集団走行は薦めない。また、ここに書かれた危険を十分に考えてから行く必要がある。 事故その他のことについて ・ 法律的な違反について 自転車は車両に分類され、自動車と同じである。そのため以下のような行為は違反となる。 信号無視、一時停止無視(標識全般)、逆走(左側通行)、夜間の無点灯、危機回避以外の警笛(歩行者を退かすため等)詳しくは Suga乃屋自転車資料を参照ください。 保険について 自分の保険または親の保険に自転車での事故も対象かを確認しておく。対象外の場合、何か(生協等)の保険に加入しておく。(入っていないと、お年寄りを少し引っ掛けただけでもとんでもない事になるため)詳しくは自転車ツーリング再生計画を見てください。 もし事故を起こしたら まず二次災害を防ぐため安全な場所に移動する。 けが人がいる場合救急車を呼び、止血などをするが、応急処置の知識がない場合あまり患者を動かしたりせず救急隊員の指示に従う。 警察を必ず呼ぶ。110をすれば救急車も同時に呼べる。 状況を出来るだけ詳細に記憶しておく。保険会社に連絡する。 また怪我がある場合は後になって障害がでることを考えいきなり示談をしたりしない。 転び方について もしも転びそうになってしまった場合まず安全な方向に転ぶことが大切です。 下り坂のカーブなどなら山側、または後方、側方に倒れるようにしましょう。 前方に宙返りして頭を打たないようにしなければなりません。 また車との事故の場合は場合によって避け方が変わりますが、少なくとも頭や脊髄を守るような方向に避けましょう。 そして、なにより大切なのは受身です。柔道や少林寺拳法などの受身をとることでダメージをかなり軽減できます。そして何よりもまず頭を守ることを優先しましょう。 精神的問題点について 人間の考え方は人それぞれ違い対立してしまうことがよくありますが、合宿時など肉体的疲労が大きいときはその違いが明白に現れ対立していくことがよくあります。そのときに頭にきても無理なペースで走ったり、無謀な運転をすることは命に関わることを知りましょう。そして冷静になってサイクリングを楽しみましょう。 また、長距離を単独で走っていても精神的に辛くなり運転がてきとーになってしまうこともよくありますが、そういう時は必ず休憩をとり体を癒すことで精神的にも余裕が出来、安全な走行が出来ます。 |